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感謝

マルコ・アントニオ・マルティネス神父


 人として、司祭として、先月24日は人生の中で忘れられない一日となりました。この日、私に任せられた兄弟姉妹と共に70年の人生の感謝のミサを捧げることができました。

 

 70年前に私を創造してくださった神に感謝。

 洗礼によって主イエス・キリストの教会の一員となったことを神に感謝。

 教会の秘跡によって主イエス・キリストに出会ったことを神に感謝。

 主イエス・キリストの司祭職に加えられたことで神に感謝。

 日本に宣教師として派遣されたことで神に感謝。

 

 この日のミサは私に特別な喜びを与えてくれました。この日、千葉寺教会の三つの共同体は国籍、ことばの違いを超えて一つの心で神を賛美しました。スペイン語ミサグループの11人の子どもの初聖体もまた喜ばしいことでした。全共同体が集まる素晴らしい典礼のなかで初聖体を受けることは子ども達にとっても、ご両親にとってもまた、この上なく喜ばしいことでした。

 

 今年4月からは木神父さまと一緒にこの共同体のために福音宣教活動ができるようになったこともまた神の恵みです。

 このことも神に感謝。

 

 これまでの70年の人生のうち42年間を日本で生活しています。36年間司祭として働いてきました。5年間をこの千葉寺教会の主任司祭として務めました。

 これらすべてにたいする感謝のしるしとして10月24日を御父である神に捧げました。


 最後に、もう一度ここで岡田大司教さまから千葉寺教会の主任司祭の任命を受けたときにシャロームに書いたことを繰り返します。

「皆さんのための主任司祭ですが、みなさんと共に神の慈しみを願うもう一人の信者です」。


 先月24日にお祝いしてくださった皆さまに尊敬と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


「シャローム」2010年11月号掲載

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